睡眠時無呼吸症候群の治療

Sleep Apnea Syndrome

睡眠中の「いびき」や浅い睡眠で
お悩みの方へ

睡眠時無呼吸症候群、いびきの治療

睡眠時無呼吸症候群やいびきの治療では、睡眠中のいびきや無呼吸などの症状の改善に向けた、専用マウスピースの作製を行っています。
当院では、一人ひとりの患者様のお口の状態や生活習慣に合わせ、最適な治療プランの提供に努めております。
「睡眠中のいびきが気になる」「眠りが浅い」など、いびきや無呼吸に関するご不明点やご相談は、当院までお気軽にご連絡ください。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

睡眠時無呼吸症候群の定義

顎関節の状態を比較したイラスト。左は関節円板が正しい位置にある「正常な状態」、右は関節円板がずれて痛みが出ている「顎関節症」を示している。

問診などで睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合、まずは睡眠中の呼吸状態を調べる検査を行います。検査には、ご自宅で行える「携帯型装置による簡易検査」と、より詳しく調べる「精密検査(PSG:睡眠ポリグラフ検査)」があります。
これらの検査では、「睡眠1時間あたりに呼吸が止まる(または極端に浅くなる)回数」を測定します。この回数のことをAHI(無呼吸低呼吸指数)と呼びます。
検査の結果、このAHIが「5回以上」であり、いびきや日中の眠気といった症状がある場合に「睡眠時無呼吸症候群」と診断されます。

【重症度の目安(1時間あたりの回数)】
軽症: 5回 ~ 15回未満
中等症: 15回 ~ 30回未満
重症: 30回以上

こんな症状があったら睡眠時無呼吸症候群のサインかもしれません

もし一つでも当てはまる項目があり、日常生活に支障を感じている場合は、放置せずに早めのご相談をおすすめします。

  • ご家族から「いびきがうるさい」「息が止まっていた」と指摘された
  • 睡眠中にむせたり、息苦しさでハッと目が覚めたりする
  • 朝起きた時、口や喉がカラカラに乾いている
  • 睡眠時間はとっているはずなのに、疲れがとれない・熟睡感がない

睡眠時無呼吸症候群、いびきのリスク

SASを放置すると、以下のような深刻な健康被害を引き起こす可能性があります。

Risk.01心疾患
(心筋梗塞・狭心症)
酸素不足を補おうと心臓が激しく働くため、過度な負担がかかり、心疾患のリスクが健康な人の数倍に跳ね上がります。
Risk.02糖尿病の発症・悪化
睡眠の質が低下することで、血糖値を下げるホルモン(インスリン)の働きが悪くなり、糖尿病の発症や悪化を招きやすくなります。
Risk.03居眠り運転・労働災害
夜間に十分な睡眠がとれないため、日中に突然の強い眠気に襲われ、交通事故や仕事中の重大なトラブルを引き起こす原因になります。
Risk.04集中力・記憶力の低下
脳が慢性的な疲労状態になり、仕事や学業のパフォーマンスが著しく低下する可能性があります。

睡眠時無呼吸症候群の治療法

マウスピース(スリープスプリント)療法

当院では、睡眠時無呼吸症候群やいびきの治療として、就寝時に専用のマウスピースを装着する「スリープスプリント療法」を行っています。
睡眠中に下顎を少し前方に突き出した状態で固定する、特殊な形をしたマウスピースでき呼吸の通り道を広げることで、スムーズな呼吸をサポートし、いびきや無呼吸の症状を改善します。

費用
¥10,000~15,000(税込)
※保険適用の場合の価格です。
※保険適用での診療をご希望の場合、医科からの紹介状が必要となりますので、あらかじめご準備をお願いいたします。
提供の手順
型作成→お渡し→必要に応じ調整
  • Merit

    • 身体への負担が少なく、寝返りが打ちやすい
    • コンパクトで持ち運びが簡単
    • 音がしないため快適
    • お手入れが手軽で衛生的
    • 保険適用で作製が可能(条件あり)
  • Demerit

    • 使い始めに「顎の違和感」や「歯の痛み」を感じることがあります
    • 唾液の増加・お口の乾燥がある場合があります

保険適用でマウスピースを作製するには、医科からの紹介状が必要です。

睡眠外来、耳鼻咽喉科、内科などの医療機関で「睡眠時無呼吸症候群」と診断され、紹介状(診療情報提供書)をお持ちいただいた場合、保険診療にてマウスピースを作製することが可能です。
※いびき防止のみを目的とする場合や、紹介状がない場合は自由診療となります。詳しくはお問い合わせください。

いびき・無呼吸を防ぐ生活習慣

睡眠時無呼吸症候群の改善には、歯科で作製する専用マウスピースの使用とともに、生活習慣の見直しが欠かせません。
ご自身の体を守り、より良い睡眠環境を作るために、まずは以下のような日常のセルフケアから始めてみましょう。

  • 適正体重への減量

    体重が増加すると、首の周りや喉の内側にも脂肪がつき、気道を狭くしてしまいます。肥満気味の方は、食事の改善や適度な運動を取り入れ、適正体重に近づけることが最も効果的な対策の一つです。

  • 横向きで寝る工夫

    仰向けで寝ると、重力によって舌や喉の奥の柔らかい部分が奥に垂れ下がり、気道を塞ぎやすくなります。抱き枕を使ったり、背中に丸めたバスタオルを当てたりして、横向きで寝る習慣をつけるといびきが軽減しやすくなります。

  • 鼻呼吸を意識する

    口呼吸をしていると、舌が奥に落ち込みやすくなり、いびきの原因になります。アレルギー性鼻炎などで鼻づまりがある場合は、耳鼻咽喉科で適切な治療を受け、鼻呼吸ができる状態に整えることも大切です。

睡眠の違和感、ぜひお気軽にご相談ください

睡眠時無呼吸症候群やいびきは、ご自身では気づきにくく、ご家族の指摘で初めて不安になる方も多くいらっしゃいます。また、日中の眠気やだるさが、実は睡眠中の呼吸に原因があったというケースも少なくありません。ご自身の健康を守るため、そしてご家族の安心のためにも、少しでも気になることがあれば、ぜひ一度当院へご相談ください。

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